算術演算子

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算術演算子とは

算術演算子は、Javaで数値を計算するために使用される演算子のことです。代表的な演算子には、足し算(+), 引き算(-), 掛け算(*), 割り算(/), そして余りを求める剰余演算子(%)があります。

算術演算子の種類と特徴

Javaにおける算術演算子は以下のようになります。

算術演算子意味特徴
+加算2つの数値を加算し、結果を返す
減算2つの数値を減算し、結果を返す
*乗算2つの数値を乗算し、結果を返す
/除算2つの数値を除算し、商を返す。ただし、除算において0で割ると実行時エラーとなる
%剰余算2つの数値を除算し、余りを返す。ただし、除算において0で割ると実行時エラーとなる
表1.算術演算子の種類と意味

算術演算子には、通常の計算と同様の優先順位があります。乗算と除算は、加算と減算よりも優先度が高く、同じ優先度の場合は左から順に演算が行われます。

算術演算子の注意点

算術演算子を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。

  • 除算や剰余算において、0で割ると実行時エラーとなるため、0で割ることがないように注意する必要があります。
  • 計算時に数値がオーバーフローする場合があります。オーバーフローについては、別途範囲外の値を扱うデータ型が存在するため、注意が必要です。

オーバーフロー

プログラムで使われる変数の値が、その変数が保持できる範囲を超えてしまう現象のことです。

例えば、byte型の変数に129という値を代入すると、byte型の範囲を超えてしまい、オーバーフローが起こります。

オーバーフローは、大きなカップに水を入れすぎて、カップからこぼれ出てしまう状況に似ています。

カップに入る水の量は、カップの大きさによって限られているように、変数が保持できる値の範囲も決まっています。

もし、カップに入る水の量が多すぎると、カップからこぼれ出してしまいます。同様に、変数に入れる値が多すぎると、変数の範囲を超えてしまい、オーバーフローが起こります。

Javaでは、オーバーフローが起こると、プログラムが予期せぬ結果を返すことがあります。

算術演算子の例文

+(足し算)

2つの数値を足し合わせます。例えば、1 + 2という式をJavaで表すと以下のようになります。

int a = 1;
int b = 2;
int c = a + b;
System.out.println(c);// 出力結果: 3

この場合、cには3が代入され、コンソールには「3」という値が出力されます。

-(引き算)

1つ目の数値から2つ目の数値を引きます。例えば、3 – 2という式をJavaで表すと以下のようになります。

int a = 3;
int b = 2;
int c = a - b;
System.out.println(c);// 出力結果: 1

この場合、cには1が代入され、コンソールには「1」という値が出力されます。

*(掛け算)

2つの数値を掛け合わせます。例えば、2 * 3という式をJavaで表すと以下のようになります。

int a = 2;
int b = 3;
int c = a * b;
System.out.println(c);// 出力結果: 6

この場合、cには6が代入され、コンソールには「6」という値が出力されます。

/(割り算)

1つ目の数値を2つ目の数値で割ります。例えば、6 / 3という式をJavaで表すと以下のようになります。

int a = 6;
int b = 3;
int c = a / b;
System.out.println(c);// 出力結果: 2

この場合、cには2が代入され、コンソールには「2」という値が出力されます。

%(剰余算)

1つ目の数値を2つ目の数値で割った余りを求めます。例えば、7 % 3という式をJavaで表すと以下のようになります。

int a = 7;
int b = 3;
int c = a % b;
System.out.println(c);// 出力結果: 1

この場合、cには1が代入され、コンソールには「1」という値が出力されます。

まとめ

以上がJavaの算術演算子についてのまとめとなります。

Javaの算術演算子は、加算、減算、乗算、除算、剰余算の5つからなります。

それぞれの演算子を使用することで、プログラムに必要な計算を行うことができます。

また、算術演算子を組み合わせて複雑な計算を行うこともできます。

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