算術演算子とは
算術演算子は、Javaで数値を計算するために使用される演算子のことです。代表的な演算子には、足し算(+), 引き算(-), 掛け算(*), 割り算(/), そして余りを求める剰余演算子(%)があります。
算術演算子の種類と特徴
Javaにおける算術演算子は以下のようになります。
算術演算子 | 意味 | 特徴 |
---|---|---|
+ | 加算 | 2つの数値を加算し、結果を返す |
– | 減算 | 2つの数値を減算し、結果を返す |
* | 乗算 | 2つの数値を乗算し、結果を返す |
/ | 除算 | 2つの数値を除算し、商を返す。ただし、除算において0で割ると実行時エラーとなる |
% | 剰余算 | 2つの数値を除算し、余りを返す。ただし、除算において0で割ると実行時エラーとなる |
算術演算子には、通常の計算と同様の優先順位があります。乗算と除算は、加算と減算よりも優先度が高く、同じ優先度の場合は左から順に演算が行われます。
算術演算子の注意点
算術演算子を使用する際には、以下の点に注意する必要があります。
- 除算や剰余算において、0で割ると実行時エラーとなるため、0で割ることがないように注意する必要があります。
- 計算時に数値がオーバーフローする場合があります。オーバーフローについては、別途範囲外の値を扱うデータ型が存在するため、注意が必要です。
算術演算子の例文
+(足し算)
2つの数値を足し合わせます。例えば、1 + 2という式をJavaで表すと以下のようになります。
int a = 1;
int b = 2;
int c = a + b;
System.out.println(c);// 出力結果: 3
この場合、cには3が代入され、コンソールには「3」という値が出力されます。
-(引き算)
1つ目の数値から2つ目の数値を引きます。例えば、3 – 2という式をJavaで表すと以下のようになります。
int a = 3;
int b = 2;
int c = a - b;
System.out.println(c);// 出力結果: 1
この場合、cには1が代入され、コンソールには「1」という値が出力されます。
*(掛け算)
2つの数値を掛け合わせます。例えば、2 * 3という式をJavaで表すと以下のようになります。
int a = 2;
int b = 3;
int c = a * b;
System.out.println(c);// 出力結果: 6
この場合、cには6が代入され、コンソールには「6」という値が出力されます。
/(割り算)
1つ目の数値を2つ目の数値で割ります。例えば、6 / 3という式をJavaで表すと以下のようになります。
int a = 6;
int b = 3;
int c = a / b;
System.out.println(c);// 出力結果: 2
この場合、cには2が代入され、コンソールには「2」という値が出力されます。
%(剰余算)
1つ目の数値を2つ目の数値で割った余りを求めます。例えば、7 % 3という式をJavaで表すと以下のようになります。
int a = 7;
int b = 3;
int c = a % b;
System.out.println(c);// 出力結果: 1
この場合、cには1が代入され、コンソールには「1」という値が出力されます。
まとめ
以上がJavaの算術演算子についてのまとめとなります。
Javaの算術演算子は、加算、減算、乗算、除算、剰余算の5つからなります。
それぞれの演算子を使用することで、プログラムに必要な計算を行うことができます。
また、算術演算子を組み合わせて複雑な計算を行うこともできます。
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