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制御構造分について
Javaにおいて、プログラムの実行順序を制御するために「制御構文」という仕組みがあります。
Javaのプログラムは、プログラムを制御するために「順次」「分岐」「繰り返し」というキーワードを使います。
1. 順次
「順次」とは、プログラムが書かれた順番に処理が進んでいくことを意味します。
つまり、プログラムの一行目から最後まで順番に処理が行われます。
例えば、次のようなJavaコードでは、1行目の処理が終わった後に、2行目の処理が実行されます。
int a = 5;
int b = a + 3;
2. 分岐
「分岐」とは、プログラムの実行中に、ある条件が成立した場合と成立しない場合で、処理を切り替えることを意味します。
分岐を行うためには、Javaでは「if文」、「switch文」を使います。
「if文」
if文は、「もし○○だったら、△△をする」という処理を行うための文です。
if文の基本的な形は以下の通りです。
if (条件式) {
条件式がtrueの場合に実行される処理
}
if文は、条件式がtrueである場合に、中括弧で囲まれた処理を実行します。
条件式がfalseである場合には、if文内の処理をスキップします。
詳しくはこちら if文
「switch文」
switch文は、複数の条件を一度に比較することができるプログラムです。
if文などと比べて分岐先が多い場合や、値が決まっている場合には使いやすいプログラムです。
また、コードの可読性を高める効果もあり、コードの修正や保守性の向上にもつながります。
switch(式){
case ラベル1:
// 条件1に合致する場合の処理
break;
case ラベル2:
// 条件2に合致する場合の処理
break;
case ラベル3:
// 条件3に合致する場合の処理
break;
default:
// どの条件にも合致しない場合の処理
break;
}
「式」には、比較対象となる変数名や式を指定します。
「case」には、分岐先となる条件値を指定します。
最後に「default」を記述し、どの条件にも合致しない場合の処理を指定します。
それぞれの分岐先に対応する処理は、中括弧で囲んで指定します。
「break」は、その分岐先の処理を終了し、switch文から抜けるための命令です。
詳しくはこちら switch文
3. 繰り返し
「繰り返し」とは、同じ処理を繰り返し実行することを意味します。
繰り返しを行うためには、Javaでは「for文」や「while文」「do-while文」を使います。
「for文」
for文は、指定した回数だけ処理を繰り返すための構文であり、以下のように記述します。
for (初期化式; 条件式; 更新式) {
// 繰り返し処理
}
初期化式は、for文の開始時に一度だけ実行され、ループ制御に必要な変数を初期化します。
条件式は、毎回ループの前に評価され、trueであればループが継続されます。
falseであればループを終了します。
詳しくはこちら for文
「while文」
while文は、条件が真である限り、処理を繰り返すための構文です。以下のように記述します。
while (条件式) {
// 繰り返し処理
}
条件式は、毎回ループの前に評価され、trueであればループが継続されます。
falseであればループを終了します。
詳しくはこちら while文
「do-while文」
do-while文は、条件式がtrueの場合、処理を実行し、その後で条件式を判定するための制御構文です。条件式がfalseになるまで、繰り返し処理を行います。
以下に、do-while文の基本的な構文を示します。
do{
// 処理
}while(条件式);
do-while文は、一度は処理を実行するため、条件式が最初からfalseでも、最低でも1回は処理が実行されます。
また、条件式がtrueの限り、無限ループに陥ってしまう可能性があるため、処理内で条件式が変化するような操作を行う必要があります。
詳しくはこちらdo-while文
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